健康オタクの1990年代の健康食品 2.
虚弱体質の健康オタクが、遥かなる健康生活を目指した体験記
サプリメントを大量に摂取すれば健康に?
1990年代の中頃、
国は医療費高騰対策のために
サプリメントの販売に関して
色々と規制緩和をする様になりました。
テレビや雑誌などでも、サプリメントの
特集などが組まれ、国民も関心を
持つようになり、一大ブームに
なりました。
アメリカのノーベル賞学者の
ライナスポーリング氏の唱えた
メガビタミン主義を推奨する風潮も
それを後押ししました。
メガビタミン主義とは、ビタミンCや
他の栄養素を大量に摂取する事により、
病気が治るという考えです。
例えば、ビタミンCだったら、
その抗酸化作用で、活性酸素を抑えて、
動脈硬化、がん、免疫力の低下を
防ごうという考え方です。
人間には、SOD
(スーパー・オキサイド・
ディスムターゼ)という活性酸素を
除去してくれる酵素が備わっています。
しかし、40歳を超えてくると、極端に
SODの産出能力が減少します。
それにより、様々な疾病になって
いくのです。
それを補うのが、
抗酸化作用のあるサプリメントです。
ビタミンC、Eとかベータカロチンとか
がありますね。
健康オタクの私も、当時、30代だった
ので、そろそろSODも減少に入る
時期だと思い、こういったサプリに
興味がありました。
もしかしたら、SODで抗酸化が
できて、免疫力が高まり、
風邪を引かない体質に
なるかもしれない。
これも1つの健康法だと、
健康オタクの私は、そう考えたのです。
それで、通販でサプリメントを定期的に
購入する事にしたのです。
サプリメント携帯ケースに入れて、
1日3回、毎日飲み続けました。
これは、完璧な健康法だと思いましたので、
1年ほど、飲み続けました。
結果はどうだったか?
健康体質になれたのか?
結果は、またしても、よく分かりません
でした。
相変わらず、風邪はしょっちゅう引いて
いたし、インフルエンザにも
罹っていました。
メガビタミン主義で、健康になる、
それは、今の時代になってから
考えると、とても無理のある健康法で
ある事がわかります。
でも、当時は、まったく分かりません
でした。
活性酸素が、がんなどの病気の原因に
なるという事が、なんとなく分かり
始めた時代で、サプリメントにしても
まだまだ無知の時代、
色々試したくなる、
そういう時代でもありました。
ただサプリメントを飲めば健康になる
という考え方では、健康になれない
という事だけは分かったので、
それだけは収穫だったと思います。
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