健康オタクの2000年代の健康食品.５
虚弱体質健康オタクが、遥かなる健康生活を目指した体験記
結局、クルミは体に良いのか、悪いのか？
皆さんはクルミを食べた事ありますか？
ほとんどの人は、ありますよね。
毎日は食べなくても、時たま、
食べる程度でしょうけど。
2000年代後半の時代は、健康情報雑誌に
クルミの話題が多く出現していたことも
あって、ちょっとしたクルミブームになり、
食べる人が増えたと思います。
クルミの効能って何でしょう？
クルミとは一般的に、
クルミ科の落葉高木の実の事を言います。
その効能は、たくさんあります。
１．悪玉コレステロールを減らす作用
クルミには、オメガ６系脂肪酸と
オメガ3脂肪酸という必須脂肪酸を
たくさん含まれています。
これらは、血液をサラサラにして
悪玉コレステロールの発生を抑え、
血栓をできにくくして動脈硬化を
予防します。
２．メタボを予防、改善
オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸や
食物繊維のおかげでダイエット効果、
糖質も低いので糖尿病、高血圧にも
効果があります。
３．老化を防ぐ
ポリフェノールも豊富なので、抗酸化作用で
老化も防ぎます。
４．認知症予防
オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸は、体内で
DHA（ドコサヘキサエン酸）に、
その一部がなります。
それが、認知症の予防になると
言われています。
5. 不眠症に効く
クルミには、メラトニンの材料になる
トリプトファンという物質を
多く含んでいます。
メラトニンは緊張をほぐしリラックス
させる作用がありますので、
寝つきを良くします。
不眠症に効果がある訳ですね。
クルミには、これらの効能だけでなく、
他にもたくさんの効能があります。
疲労回復、便秘解消、美肌促進、養毛効果、
集中力向上など多くの作用があります。
こう考えると、クルミは良いこと
づくめですね。
では副作用などは無いのでしょうか？
実は、あることはあるのです。
それは、クルミの一日の摂取の量です。
クルミは100グラムで６００キロカロリー
以上もあるので、食べ過ぎると
太る原因にもなるし、クルミに含まれる
リノール酸も摂りすぎると
悪玉だけでなく善玉コレステロールまで
下げてしまいます。
クルミには、
オメガ６系脂肪酸（リノール酸）と
オメガ3脂肪酸（α-リノレン酸）が
含まれていますが、
そのバランスがとても大事です。
そのバランスが崩れると、効能が逆に
副作用になってしまいます。
クルミには、そのバランスが絶妙な比率に
なっています。
オメガ６系脂肪酸（リノール酸）と
オメガ3脂肪酸（α-リノレン酸）の比率が
４ : 1 が理想ですが、クルミは
その比率になっています。
しかしながら、クルミの他の食べ物で
リノール酸とα-リノレン酸を含む食品を
摂取してしまうと、
その比率が崩れてしまう可能性があります。
リノール酸はサラダ油などの植物性油脂に
多く含まれているし、
α-リノレン酸は、しそ油やえごま油などの
植物性油や魚の油に含まれています。
クルミを食べる場合、こういった油のある
食品の摂りすぎには注意が必要です。
クルミの量は、25グラム、8粒の量が
理想です。
他の食品、クルミの量に注意を払えば、
クルミの効能の恩恵を充分に
受けられると思います。
よって、
クルミは、そういう点さえ気を付ければ、
素晴らしい健康食品だと思います。
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